海外での実装・EMSの課題
海外での実装・EMSには多くの課題やリスクを伴います。
低コスト大量生産の場合は人件費の恩恵を得られる場合があるかもしれません。
しかし少ロット・多品種の場合には、国内からの技術員派遣や指導を行う猶予はありません。
課題/要素 | 課題1 | 課題2 | 課題3 | 組み込み製品への影響 |
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品質 | 不良品率が下がらない。 | 基板寿命が短い。 | 製品基板修理が多い | ・稼働率低下 ・信頼性の低下 |
納期 | 納期対応に不満 | 前倒し・後倒しが不可能 | 突然の遅れ | ・納期遅延 ・信用問題 |
コストパフォーマンス | 発注の度に値上げ交渉発生 | 実装コストは国内実装とかわらない。 | 為替リスク・諸費用の発生 | ・利益率の縮小 ・価格上昇 |
数量/LOT | 小ロット対応を嫌がる。 | 生産ラインの都合で替えられる。 | 旧正月を前提に数量が変化 | ・生産数量の変化 |
コミュニケーション | 意思疎通ができない | 全てにわたって確認合意が必要。 | 製品に対する意識のずれ | ・最終ユーザーの製品満足度低下 |
リスク | カントリーリスク | 物流リスク | 為替リスク | ・納期遅延 ・製品価格上昇 |